謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

弊社では毎年年初にその年の「漢字一字」を定めております。昨年2021年は「基」といたしました。結果につながる道をコツコツと作り基礎を積み上げていく時期として、社内環境の充実に注力してまいりました。コロナ禍の影響で新車代替えを停止する会社が多い中、弊社は逆張りともいえる積極車両代替を進めJPNTAXI保有台数は100台を超えました。また、新戦力の加入も続き、昨年1年間で40名以上の新しい乗務社員さんを迎え入れることができています。

「基」の一字通り、2021年1年をかけてベースを固め、前向きな雰囲気で迎えることができた2022年。今年の干支・寅年はご存じ十二支の3番目。季節で言うと春が来て根や茎が生じて成長する時期、草木が伸び始める状態だとされているとか。まさにコロナ禍という真冬の時期を耐え、明るい・暖かい春の季節を迎えようとしている現在の三和交通そのもののような干支であるといえるでしょう。


そのような明るい兆しが見え始めた雰囲気をくみ、三和交通2022年の一字を「希」とさせていただきました。「キ、ケ、まれ」などの読みがある漢字ですね。三和交通2022の一字としてはやはり「希望」としての希がもっともぴったりくるでしょうか。昨年9月30日には81日間に及んだ緊急事態言が解除され、さらに10月24日には東京都のリバウンド防止措置期間も解除となり、都内タクシーのご利用者様は徐々に回復傾向にあります。特に2021年12月に入ってからのお客様の伸びは驚異的で、週末の深夜などはタクシーが足らずご迷惑をおかけしたこともあったほどです。このタクシーのニーズは年末年始になっても変わらず、2022年元日以降も昼夜問わずコンスタントにお客様にご利用いただいている状況が続いています。


社内基盤が盤石になったうえに、マーケットしては今後もお客様のご利用が見込まれるという絶好のスタートを切った2022年。この一年を継続して明るい希望をもてる1年になって欲しいという意味を込め、「希」を今年の一字といたしました。


ちなみに希の難読漢字で有名なものとして「希う」があります。これは「こいねがう」と読み、まさに”願い望む、切に望む”という意味なんですね。このブログをお読みいただいているタクシーをご利用の皆様、また三和交通従業員そして将来の三和交通従業員の今年一年の健康を「希い」、2022年年初の挨拶とさせていただきます。

三和交通株式会社
代表取締役
太田祥平